高砂の意味♪
2017/09/11
時代と共に変わっていく結婚式♪
最近の結婚式は特にアットホームが人気で、ひと昔前とは大きく違ってきていますね。
その代表的な変化の一つは、『高砂』が見られなくなったことです。
以前は当たり前のように新郎新婦が座っていた豪華な金屏風のある一段高い『高砂』。
その由来について少し調べてみました♪
高砂の由来は、結婚式の披露宴で定番に行われていた『能』からきていて、その舞台は兵庫県高砂市にある高砂の浦。
そこにある老松の精が、相ともに生まれ生きて老いるまでという意味として言われる相生の老夫婦になって現れたという能楽曲の一部で、古くから謡われてきました。
また高砂の松は、日本海からの強い風雪で幹が曲がってしまっても頭の部分は根元と同じ場にあり、その姿は『どんなことがあっても必ず元に納まる』というめでたい意味があり、夫婦が一生添いとげるようにという願いを込めて高砂と言われるようになりました。
こんな素敵な由来があることを知ると、高砂の席を見る目も少し変わりますが、残念ながら最近の結婚式ではゲストの近くで距離がなくおもてなしができるようにと、高砂席を作ることは少なくなりました。
新郎新婦の想いがこもっていて、それも素敵な事ですね(^^)